建築部主催「ほんとうに使いやすい茶室をつくる」開催

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「ほんとうに使いやすい茶室をつくる」をテーマとし、淡交社建築部主催の講演会・見学会・相談会を7月10日と20日に開催し、全国から約60名が参加されました。

茶室や稽古場の新築、リニューアルを検討されている方々に対し、茶室建築のプロである淡交社建築部がお手伝いさせていただくことができればと、今回初めて企画しました。

10日は東京都新宿区の淡交社東京支社の茶室「慶交庵」、20日は京都市の淡交社本社の茶室「龍翔庵」を会場とし、それぞれ1日3回開催しました。

講演会では茶室建築の第一人者である飯島照仁氏が茶室建築の心構えや水屋の意義などを語り、「本当に使いやすい茶室とは、人によって異なる。茶事・茶会なのか稽古なのか、どういう用途で茶室を作りたいのか、しっかり考えることが大切」などと話されました。

見学会では実際に茶室を見ながら淡交社建築部員が解説し、マンションなどで茶室建築する際の注意点などを説明しました。また茶室の新築やリフォームの相談も個別にお受けしました。

参加者のお一人は「いつかは茶室を作りたいと思っています。日常生活につながる形で茶室を作るにはどうすればよいか、ヒントをいただきました」と話されていました。

淡交社は年内に再度、見学会・相談会の開催を検討しています。

講演する飯島照仁氏

東京会場の様子