鑑真和尚の戒律の伝統を受け継ぐ 唐招提寺茶会

戒律の研究と実践をおこなう律宗の総本山・唐招提寺。
華やかさを削いだ簡素な佇まいにはピンと張り詰めた厳かな空気が漂います。
江南一の大師とてその高名を日本にまで伝えていた鑑真和上が、視力を失うほどの過酷な渡航の末に10年を経てようやく唐より来日を果たし、東大寺で5年を過ごした後に、戒律の専修道場として開いたのが唐招提寺のはじまりでした。
境内には創建当初のままに鑑真和上の精神を受け継ぐお堂もあり、なかでも金堂は数少ない飛鳥様式の建築です。

昨年に御影堂の大修理が完了したことを機に、当社では初めてとなる唐招提寺での茶会を開く機会を特別にいただきました。
天平から重ねた悠久の歴史と厳粛な律宗の教えにふさわしい一会でおもてなしいたします。

【内容】
法話 長老 岡本元興師
御影堂特別見学
 大修理を終えた御影堂を特別見学
濃茶席(本坊)
 席主:髙田宗邦(裏千家淡交会奈良支部参与)
薄茶席(僧坊)
 席主:和田桐山
 御影堂大修理の際の土を使用して作陶した特別な茶碗でおもてなし
点心席(僧坊)
 日本料理 奈良 卯之庵

◎アレルギーのある方は、必ず予めご連絡くださいますようお願い申し上げます
◎会場に直接お越しいただき、現地解散となります

唐招提寺「御影堂」
境内の北側に位置し、土塀に囲まれてひっそりとその瀟洒なたたずまいを見せる御影堂は、
もとは興福寺の別当坊だった一乗院宸殿の遺構であった。
内部には、鑑真和上坐像(国宝)が奉安されており、東山魁夷画伯による障壁画も収められている。

開催日
2023年10月26日(木)・27日(金)
会場
律宗 総本山 唐招提寺(奈良市)
時間
1席目 9:15~  (法話・御影堂見学→濃茶席→薄茶席→点心席)
2席目 9:15~  (法話・御影堂見学→薄茶席→点心席→濃茶席)
3席目 10:15~  (法話・御影堂見学→濃茶席→薄茶席→点心席)
4席目 13:00~  (法話・御影堂見学→薄茶席→濃茶席→点心席)
5席目 13:00~  (法話・御影堂見学→濃茶席→点心席→薄茶席)
※ご都合のよいお日にち、お席をお選びください
会費
28,000円(税込)
定員
1席 20名

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