それはまさに工夫の宝庫 ~ T邸(北海道) 

  • 広間の下座は、もともとの天井・壁をあらわにして、現代的な解決をしている。

  • 玄関の下駄箱があった部分を蹲踞に改装。

  • 露地への入り口に枝折戸を。この戸は、はずして内廊下の中ほどにも掛けることができる。

  • 水屋の床下の入子棚を仕込んだ収納は、取り出して整理するのにとても便利。

  • 広間の下座は、もともとの天井・壁をあらわにして、現代的な解決をしている。

  • 玄関の下駄箱があった部分を蹲踞に改装。

  • 露地への入り口に枝折戸を。この戸は、はずして内廊下の中ほどにも掛けることができる。

  • 水屋の床下の入子棚を仕込んだ収納は、取り出して整理するのにとても便利。

床面積 72.50m2
所在地 北海道
用途 茶室
種別 改装
竣工 平成13年
設計・施工 淡交社

稽古場専用として、マンションの一室に設けられた茶室空間。壁や天井など、既存の状態を残しつつ、最小限の改装により茶室空間としての機能を十分に備えることに成功しています。四畳半と八畳の広間を備え、なかでも広間は、天井中央をはしる小梁を境として、点前座のみ、壁、天井を座敷空間として仕上げ、下座部分は既存の壁、天井を残しています。また、下駄箱を転用した蹲踞や限られたスペースを有効に利用した内露地など、随処に工夫が見られます。

こちらの茶室は参考図書「茶室をつくる」でも紹介されています。

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